電池パネル冷却システムの制御条件
- パネル温度上昇により自動散水
- 夏季の昼間のみ自動散水
- 自動運転中でも手動にて散水できること
- ポンプ消費電力低減並びに水の蒸発時の気化熱による冷却効果を考えて間欠散水とする
- タイマー回路シーケンスは簡単に変更できること
- ハード回路は最小機器構成で、故障頻度・コスト低減を図る
これらの条件の下に設計
- 温度スイッチを選定、温度40度以上
- 6〜9月 8:00−18:00
- 手動ボタンを設ける
- 3分間隔で30秒毎散水
- プログラムタイマーを選定、ハードシーケンスではなくソフトで組み、回路変更・各設定変更に柔軟に対応できるシステムとする
- 制御ハード基本構成部品は温度スイッチ、タイマー、電磁弁の3点のみ
[ZENの特徴]
1台で小規模な自動制御が組めます。拡張I/Oユニットにも対応。
ソフトによるシーケンス*1なので、設計変更も柔軟。
液晶画面と操作キーにて本体のみでプログラミング可能。
自動運転中の操作ボタン機能も付加できるので、ハードスイッチが不要。
実行中でも各パラメータ(温度・カレンダー・時間)設定変更可能ですので、運転しながらの調整が容易。
このZENの存在を知らなかったので、計画当初はツインタイマー、タイムスイッチ、補助リレー、押しボタンを組み合わせて設計していた。
現在は、冷却水質の不具合により停止しました。
ちなみに、パネル清掃を手伝っていただいた麻の里発電所さんでは冷却水として雨水を利用する事で、見事に実験成功しました。
なお、散水冷却システムの制御部は私が提案したこのシステムを採用していただきました。
ただし、操作端は電磁弁の変わりに水中ポンプを代用し、雨水タンクを設置。
*1:ラダーシーケンス設計例を希望される方にはメールで回答しますので、お問い合わせください。