傾斜角度

dmx962842014-01-08

太陽電池設備容量の設計で、日射量は傾斜角と方位角により日射量データ表より読み取ると書きました。
 
今回は、傾斜角について私なりの考え方を記録しておきます。
我が家の場合は、5寸勾配にしてもらいました。したがってアークタンジェントatan(5/10)≒27°です。
 
一般的に言われる年最適角度30°程度より少し低いです。
四季のうち春の3〜5月が、最も発電量が高く、春季最適角度である20°程度に近づく、また、傾斜角をきつくするとメンテナンス施工性が悪くなり、緩やかにすると発電量が低下となる。
最適角度に対して±10度程度の角度の差があっても、年間の発電量の減少は1%程度内に収まり、あまり屋根の角度に神経質になる必要はないとも言えます。
また、最適傾斜角度30°は、あくまでも全国平均なので地域により大きく異なります。
 
ちなみに、勾配4寸(約22°)6寸(約31°)となりますので、年最適傾斜は6寸ですが、上記のような理由から、5寸勾配に決定しました。

五十鈴の丘発電所では、年最適角度30°で設計しました。