先進で最も有望な蓄電池といえば、EV用蓄電池ですが、車に乗らない家庭は不要、でも家庭用蓄電池なら、全家庭での有効利用が可能です。
倍額固定買取制度が導入され、さらに全量買取制度の検討*1もされています。
昼間、太陽光発電で作られた電気はわずかであっても自家消費すれば、48円の価値は、買電単価まで半減してしまいます。
家庭用蓄電池とは、安価な夜間電気を蓄電して、昼間に放電させるシステム。(太陽光を設置していない家庭でも有効であり、停電時のバックアップも可能)
太陽光で作った電気を蓄えて夜間に放電する方法もありますが、高価な電気を自家消費するのは費用効果の面から避けたい。
エコキュートや電気温水器も、夜間電気を利用するのですが、熱エネルギーに置き換えるので、温水しか作れません。この夜間蓄電を各家庭に導入する事で、電力の平準化さらに、昼間のピーク電力を押さえる事にもなります。
太陽光発電を設置された方は、どなたでも昼間の自家消費を押さえようと思ってることでしょう。
私もその一人で、トヨタホームなどの蓄電システムを心待ちにしているところです。
停電時のバックアップとしての効果をうりにして一部発売されているようですが、まだまだ高価です。
そこで、蓄電容量も小さい簡易システムを、散水冷却*2に続き、実験的に自作施工できないか模索中ですが、失敗を恐れてなかなか着手できていません。
ただ、全量買取制度に移行した場合は、自家消費の有無に関係なくなるため、夜間蓄電の効果も半減するのだが、住宅等の設備ではどうも現有制度の余剰買取が基本となりそうである。
以上のような観点から
我が家では将来エコキュートではなく家庭用蓄電池を導入 したい。*3
大震災の影響で、パナソニック・東芝など家電大手が販売前倒しの予定とのこと、さらに、住友電工では、リチウムを超えるナトリウム二次電池の開発が進んでいるようだ。リチウム二次電池と比較して体積エネルギー密度290Wh/Lと高く、電池コスト2万円/kWhと安価、将来の蓄電池として有望。2015年製品化を目指している。