太陽光発電で作られた電気を自家消費する割合が高く、売電率(現状:平均63%)が非常に低い。
そこで、我が家の生活スタイルの見直しをしてみた。
目を付けたのは24時間風呂
日中いつでも風呂が利用できるのが最大のメリット、待機電力を消耗するデメリット。
そこで、真昼の利用状況だが、年間を通して朝夕の利用はあるが、真昼の利用は限られているようだ。
そこで、真昼の発電量の多い時間帯は運転を停止させ、自家消費を低くする事で、売電率向上作戦を実践してみる事にした。(真昼はシャワー代用)
試験的に9時〜16時の7時間のみ*1、運転停止。
まずは、ワットチェッカーplusにて消費電力計測ならびに温度監視テスト。
- 7時間通電時の消費電力(a):1.5kWh
- 7時間停止、運転再開後3時間の消費電力(b):1.9kWh
- 各消費電力測定結果より、昇温に伴うヒータ通電消費電力を計算により求める。(c=b/3-a/7):0.4kWh
この昇温に伴う消費電力(c)が停止に伴う消費電力(a)より多い場合は本作戦は実行しても意味がない。
温度変化停止前41℃→1時間毎37〜34℃→運転再開時33℃(室温10℃ぐらいかな)
ただし、運転再開後の湯温低下によりヒータ通電による消費電力が上昇するわけでどの程度効果が出るかは不明。温度低下が激しい場合は、保温力をアップすることも必要。
[期待される効果]
低減できる待機電力(a-c)≒1kWh/日(夏場は温度低下が少ないので、さらに効果が高いと思われる)
計算上30kWh/月は売電量アップできる予定。5%程度は売電率アップを期待できる。
経済効果は約17千円/年、設備償却期間が約6ヶ月短縮できる。
過去の売電率推移をみると発電量に比例して50〜72%と影響している。
上記実験結果より、メーカ保証電池交換による発電量回復も考慮して目標値を現状:平均63%→70%に設定する。
また、必然的に昼間の消費量が減少するので、買電夜間率向上(自家消費割合が多いのでほんのわずかであるが)並びに消費量低減にも寄与する事となる。
殺菌効果がなくなる、この実験は中止しました。
*1:3/26から9時〜17時の8時間に変更、5/1から9時〜18時の9時間に変更