発電系統遮断器

dmx962842009-12-21

太陽光発電所は規模は小さいけれども、系統連系という運転をしているわけで、当然系統側へトラブルを波及させてはならない。
この部分でいえば、電力会社の大規模発電所と同等の電気の品質が問われる。
専門的な話になりますが、保護継電器と同等の機能をパワコンに内蔵しています。
通常はパワコン内部の保護機能によりトラブルが回避されるが、系統側の異常やパワコン本体の不具合により異常な電流を検知した場合には、この遮断器が自動でトリップすることとなる。
また、パワコンは手動で運転停止をできますが、もしこのオンオフスイッチの不良に陥った場合の手段として、手動でこの遮断器をオフにすることも可能です。
 
太陽光発電所には必ずこの遮断器が外付けされていますので、今一度確認しておきましょう。
通常の操作は必要としませんが、トラブル時に操作する必要が問われるかもしれません。
万が一系統側へ太陽光発電所の異常で事故が波及した場合は損害賠償を追う事になるかも知れません。
 
今日の一枚
右側の小さい容量30Aが発電系統遮断器です。左側は主幹容量75Aです。